大阪都構想が話題になっている。この構
想を巡って、対立する橋本徹知事と平松
邦夫市長の意見交換会が9日、同市中央区
の府公館で開かれたからだ。
この両トップの公での議論は、今年2月以
来7か月ぶりのこと。
橋本知事は「市と府が割れていることが、
大阪全体の都市力を弱めている」と、都
構想を支持すると、平松市長は「知事は
制度を替えれば、すべてよくなるように
言うが、今の制度でも、府・市が力を合
わせることはかのうだ」
と、あくまで反対する意見を述べた。
一方、橋本知事は「これで根本的な違い
が分かった」と言い、平松市長が都構想
に賛同しないのなら来年の市長選に対抗
馬を擁立する考えを表明した。
この議論あくまで平行線に終わったわけ
だが、橋本知事が返す刀で対抗馬話を持
ち出すのは、なんとなく大人げないと感
じたのは私だけだろうか。
関東経済に関西経済、かってのような競
争意識が薄れて、ほとんどの企業の本社
は東京に持っていかれている。
都市の将来像にかかわる問題、もっと真
剣に話し合ってもらいたい。大阪、府・
市民頑張れと声を掛けたくなる。